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2013
08/11

7月は青森旅行で十和田市現美&青森県美に行った以外は
東京国立博物館で9/8まで開催の「和様の書」展を見ただけ…なのですが、
この展覧会が本当によかった。

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変体仮名も漢文も、もちろんお経も読めません。
それなら字の形や濃淡やリズムを、絵を見るように楽しめばいいや!
ピンと来なかったらすっ飛ばしちゃえ!と開き直って見てみたら
夢中になってしまいました。

お習字習ってる人ってみんな高野切高野切言ってるなあ…、
くらいにしか認識してなかった高野切(古今和歌集の写本)も初めて見ました。
…すごいですねこれ。。
筆跡から、3人の筆者が分担して書いたと考えられているそうです。
特に第一種の筆者のものが、書いた時の呼吸まで聞こえてきそうで
多くの人がが夢中になるのも当然だと思いました。

wayousyoura.jpg

俵屋宗達派の絵の上に本阿弥光悦が歌を散らし書きした
「四季草花下絵和歌巻」は、贅沢すぎてため息しか出ません。
展覧会チラシの表の、左上の大きく月を描いた作品です。
(この作品は既に展示期間が終了しています)

展覧会の冒頭には信長・秀吉・家康直筆の書が横並びになっていて、
それぞれの個性が文字に出ているのがおもしろい。
平安時代末期の、去年の大河ドラマ「平清盛」に登場した人たちゆかりのお経も、
平家納経だけでなくいくつか出品されています。
なので歴史好きも間違いなく楽しめます。

上野駅からトーハクまで歩くのも嫌になるような暑さが続いていますが、
それでも、もう一度見に行きたい…と思う展覧会です。


また、BRUTUSの 2013年8/15号は東京国立博物館特集になっていて、
その中に「美文字練習帳」という付録がついています。

この展覧会に出品されている名作を筆ペンでなぞれば誰でも美文字気分!
私もやってみましたがすごく楽しいです。
書道教室に通いたくなりました。

2013
08/10

青森旅行記その2は、十和田市現代美術館青森県立美術館です。
アート好きにも建築好きにも知られた両美術館。
私は前から行きたくてたまらなかったけど、
夫やこどもたちがどれくらい楽しんでくれるかが訪問前の不安でした。

まずは十和田市現代美術館。
hanauma.jpg
分棟され、ランダムに散らばったキューブ状の建物群と、
広々としたオープンスペースに散在する屋外展示が特徴です。

駐車場から美術館へ向かうといきなり作品が目に飛び込んできます!
hana.jpg
後でこの部屋の内側から見ると、外と館内が連続しているような感覚を覚えました。

銀色のオバケが垂れ下がった右の白い建物は公衆トイレになっていました。
obake.jpg

息子は旅行から帰ってきて2週間ほど経つのに
いまだに美術館のパンフレット見ては
暗いおへやでこわいこわいって言ったよ」「おっきいおばちゃんいたね」
とうれしそうに喋っています。
楽しんでくれたようで、よかったよかった。


そして青森県立美術館。
kenritubi.jpg
kenritubi2.jpg
隣接する三内丸山遺跡の、発掘のトレンチを発想の元としていることもあり、
土木的なスケールがあります。

奈良美智の「あおもり犬」とご対面〜(あおもり犬は撮影可、触ることもできます)
aomoriken1.jpg

実際にはこんなに大きい。下にいる娘が身長120cmです。
aomoriken2.jpg

たまたま見学に来ていた高校生のグループとご一緒させてもらい、
バックヤードの巨大エレベーターや収蔵庫の入り口を見せていただきました。
エレベーターには実際乗って移動もしました!
部屋がそのまま動いているような感覚でした。
こどもたちには作品よりエレベーターのほうがインパクト強かったかも。

こんな感じで、私以外の家族もみんな満足してくれて一安心でした。
もちろん私も楽しみました!

青森行ってみました<その1:縄文編>はこちらから
<その3:奥入瀬渓流編>はこちらから

2013
08/09

7月末に家族で2泊3日の青森旅行に出かけました。
行程はこんな感じで、2歳児連れのわりに欲張りに周ってます。
 
1日目:東京→新幹線で八戸へ、レンタカー借りる→十和田市現代美術館→奥入瀬(泊)
2日目:奥入瀬→八甲田山辺りをドライブ→青森県立美術館
    →三内丸山遺跡→ねぶたの家ワ・ラッセ→奥入瀬(泊)
3日目:奥入瀬渓流めぐり→八戸でお寿司ランチ→新幹線で東京へ

会う人ごとに「青森いいよ!」って薦めたくなるくらい、今回の旅は楽しかったのですが、
まずは一番衝撃を受けた三内丸山遺跡のこと書こうと思います。

三内丸山、といえばまずこれ!ですよね…
yagura.jpg
どういう用途で使われた構造物かまだわからないそうです。
物見やぐらか灯台か、宗教施設か。屋根があった可能性もあるとのこと。
これの柱は直径1m弱でしょうか。
しかし、このすぐ近くに直径2mほどの掘立柱の跡を見た時は、ぶるっと身震いしました。
こんな太い柱があるなんて、一体どんな建物が建っていたんでしょうか。

草の生えた小山。ではなく竪穴住居。茅葺きのものだけでなく、
こういった土葺のタイプもあったそうです。
kusabuki.jpg
復元された竪穴住居はどれも入ることができました。
(こどもたちは全部一通り入って、満足そうでした)
実際に入ってみると、狭い・暗い・なんか臭い。
ここに住むのはちょっと勘弁…と思ったけど、
当時の人にとっては野生動物(クマとか!)に襲われる危険が減って、
ずいぶん安眠できたのでしょうね。入り口もかなり狭いです。
竪穴住居つくりのワークショップが定期的にあるようです。おもしろそう。

縄文時代にも高床式倉庫があったらしい。
takayuka.jpg
東南アジアの家のようでもあり、神社建築の原型のようでもあり。
105角の木造柱を見慣れた身には、柱の太さが異様に感じます。

300人ほど入れるという、大型竪穴建物も圧巻でした。
hari.jpg
こんな大きな梁が蔓で縛ってあるだけ!これで落ちてこないのかな…こわい。

今回は時間が限られていたこともあり、
資料館には入らず遺跡そのもののみ見学しました。
いまも発掘は続いているそうです。またぜひ訪れたい場所になりました。

※青森行ってみました<その2:アート編>はこちら
 <その3:奥入瀬渓流編>はこちら

2013
07/02

6月の美術館行きは2回だけでした…でも2回とも濃い体験ができて満足してます。

貴婦人と一角獣展国立新美術館)〜7/15 
(大阪展は7/27〜国立国際美術館

パリのクリュニー美術館所蔵のタピスリー「貴婦人と一角獣」が
6連作揃って日本に来ています。
ladyunicorn.jpg

6作が1つの部屋を囲むようにぐるりと並ぶタピスリーたちが目に入った瞬間、
来てよかった…とじんわり感じました。
天井の高い、国立新美術館の大空間が活きています。
いつも寒すぎる新美の空調ですが、石造りの一室にいるようでそれすら良く思えました。

やや薄暗い展示室では細部が確認しにくいのですが、
高精細の大画面デジタル映像コーナーでは千花模様や動物たち、
貴婦人の表情や衣装が鮮明に映し出されるので
こちらもぜひじっくり見てください。
今年前半に見た展覧会でひとつだけ選ぶなら、この展覧会にします。


親子でピンホールカメラワークショップ東京都写真美術館

 生まれた時からデジカメ世代の娘と一緒に参加しました。
 ピンホールカメラの原理は知っていても
 実際にそれで写真を撮るのは私も初めてです。
 koko1.jpg
 こちら娘の作品。構図がよかったね。
 石のざらついた質感もよく出てます。
 
 写真協会の方が「この場所なら1分」「ここなら3分くらい」と
 露光時間を教えてくださるので、失敗なく撮ることができました。

 さらに参加者は撮るだけでなく現像室にも入ることができます。
 自分の撮った写真が液体の中で少しずつ浮かび上がるのは大人でも楽しいですね。
 こどもたちは現像液にぐーっと顔を近づけて見ているので
 「液が飛ぶかもしれないよ〜」とスタッフさんが苦笑いしていました。

 私が撮ったのはこんなの↓
 mama1.jpg
 ハイビスカスを下から狙ったら、風が強くなってブレまくりました^^;
 周りのビルが入ったのがよかったかな。
 
 また撮ってみたいです!息子も小学生になったら連れて行きます。

 
 

2013
06/06

4月と5月は残念ながらあまり美術展行けなかったので
まとめて書いてしまいます。

東京国立博物館 東洋館
 陶俑のかわいい子↓
写真 2013-04-06 14 24 49
 東洋館がリニューアルオープンしてから既に3回めの訪問。
 この日は歴史好き仲間のみなさんとご一緒させていただいたので、
 1人で見るのとはまた違った楽しさがありました。
 と言っても堅苦しい話はなし。ガンダーラ仏の部屋では
 「この人イケメン」「ちょっと影のある表情がたまらない」
 「いや筋肉はこっちの人がいい」とか大体そんなノリです…


中村好文展 小屋においでよ!ギャラリー間)〜6/22
写真 2013-04-18 11 40 35
写真 2013-04-18 11 42 32
 中村好文さんはほとんどの仕事が住宅設計の建築家です。
 ギャラリー間は屋外展示空間があって、いつもここの使い方が楽しみなのですが
 今回はこのスペースに本物の小屋が建っています!
 建物本体の平面がたった4×3mの、一人住まい用のかわいい家。
 でもシャワーもあるし、趣のあるキッチンもついています。
 風力と太陽光で発電し、屋根の上には高架水槽もあって、
 「線」や「管」に繋がれない、自活する家。
 こういうのに憧れる男の人は結構多そうな気がします。
 再訪したい展覧会です。


カリフォルニア・デザイン1930−1965“モダン・リヴィングの起源”国立新美術館)〜6/3
 前述の中村好文展を見たその足で訪問。
 せっかく天井の高い大空間があるのだから、
 ケース・スタディ・ハウスの一部分でも建ててほしかったなあ!
 …ということで印象が薄くなってしまいました。
 こういうデザインは照明の元じゃなくて、
 からっとした空気と陽の光の下で見たいものです。


LOVE展森美術館)〜9/1
 (↓一部写真OKの作品があります。草間ルームも撮影可。)
 kusamaroom.jpg
 ひとくちに「Love」と言っても微笑ましい、おおらかでほっとするようなものから、
 ドロドロした情念の滲み出るもの、
 人の足枷になりつつそれでも関わっていかざるを得ないもの、など、
 なかなか重い展覧会でした。
 
 森美術館の入場券はシティビュー(展望ルーム)とセットになっているためか、
 ここの美術館は「ついでに入ってみた」感じの入場者も多い気がします。
 そういう「アート目当てじゃない人」にも、何か感じて持って帰って
 もらえるような、懐の深いセレクションだと思います。
 
写真 2013-05-27 12 23 14
娘の大好きな初音ミクをテーマにしたmiku cafeは6/16まで。
娘はミクカレーを注文、しかしネギが長すぎて私が食べるはめになりました…
髪の毛の緑はパン粉を食紅で色付けしたもの、目は昆布です。味は普通。
プロフィール

h tomo

Author:h tomo
江戸川区南葛西で活動する
建築設計事務所です。
HPはこちらからどうぞ。


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