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2012
09/07

ツイッター上でふとこんな言葉を目にしました

「買わない理由が値段なら買っておけ、買う理由が値段なら買うな」

  「ものすごく気に入ったけどちょっと高いからやめとこかな」
  「安いからとりあえず買っておいても無駄にならないよね」

…買い物で失敗する2大「あるある」ですね。。。

「安いからとりあえず買う」は歳を重ねたせいか?
だんだんとセーブ出来るようになってきました。
安さにつられて買っても、自分が心から納得のいく物でないと結局使わなくなり
場所ふさぎになってしまう。
(近藤麻理恵さんの「ときめかないものは捨てろ!」ということかな。)
あまたの失敗を経て、安売りには食指が動かなくなりつつあります。

難しいのは「買わない理由が値段なら買っておけ」です。
いくら気に入っても、やっぱりあんまり高いと正直言って決断しにくいですよね。
そんな迷える自分の心を動かすほど、強く「ほしい!」と思えるものに出会えると、
私は幸せを感じます。

tetubin1.jpg

ここ数年、ずっと南部鉄瓶が欲しくて民芸店や東北発の催し物をチェックし続けていました。
伝統デザインのものはダイニングに馴染みにくいし、
かといってモダンデザインを標榜したものは、
そのデザインしすぎた感じが鼻につくように思えて嫌でした。
民藝展に出展していた、盛岡の虎山工房さんという南部鉄器の工房のブースで
やかんの原型のような、無駄のないフォルムのものを見つけました。

tetubin2.jpg
久々に「買っておけ」と思えるものに出会えたので、ちょっとうれしくなってしまいました。
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2009
12/21

ここ3日ほど、東京では雲ひとつない晴天が続いています。
空気は冷たく、湿度は30%を切るような乾燥した日々です。
年末の掃除にはぴったりのお天気ですよね。

そんなわけで、フローリングのオイル塗りをしました。
国産材の無垢フローリングの中でも、おそらく一番安価な杉。
初めは黄色っぽく、そのため焦げ茶色の節がやたら目立つな…と思っていましたが、
2年半経って、艶のある飴色に少しずつ変化し、節も目立たなくなってきて
どんどん愛着が増してきました。

合板フローリングの場合は、表面に完全に皮膜をつくるワックスを塗って、
ついてしまった傷をカバーし、また今後の傷予防にしますよね。

無垢フローリングでは、木自体の持つ吸放湿性を大切にしたいので、
皮膜を作らない、浸透性のオイルを塗ることが多いです。
オイルを染み込まることで、汚れ防止になったり、
水を弾きやすくなる、といった利点があります。
また樹種にもよりますが、オイルを塗ると木目が美しく浮き出て見え、
高級感が増す、という効果もあります。

我が家では、キッチンや洗面所といった水回りは年に2回、
その他の床は年に1回、オイルを塗っています。
塗り方は簡単、古い靴下やTシャツに、オイルを少しつけてすり込むだけ。
こどもでも十分お手伝いできます。
使っているオイルは、リボス社という、ドイツのメーカーのものです。
他にも安全な床オイル・ワックスとして有名なものに
 ・オスモ
 ・蜜ロウワックス
 ・キヌカ
などがあります。

さて、杉やパインなどの針葉樹は、広葉樹よりも柔らかいため
足触りは心地よいのですが、反面どうしても傷がつきやすい。
椅子の下にラグをひいていても、やっぱり床に跡がついてしまいます。
こんなふうに。

yuka.jpg

初めの頃はこれが嫌でした。
けれどオイルを塗りながらあらためてじっと見てみると、
柔らかい部分だけが凹み、木目が浮き上がって
まるで「浮造り」仕上げみたいで、悪くないな…
これからさらに年月を重ねれば、もっと浮造り風になるんじゃないだろうか、
と、床の経年変化がますます楽しみになってきました。

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2009
11/24

娘が生まれた頃、布おむつのことを調べている時に
合成洗剤を使わなくても生活の汚れは落ちる、ということを知りました。

たまたま娘の肌が弱かったこともあり、
また「トイレ用」「お風呂用」「窓用」「皿洗い用」さらには「お風呂の汚れ防止用」と
やたら細分化された洗剤をいちいち買うのはメーカーに踊らされている気もし、
さらにそれらを一つ一つ買い置きするスペースもムダに思えるので
ドラッグストアで大量に売られている合成洗剤を買うのを止めてみました。

いまわが家で使っている洗剤の類は

 ・米ぬかせっけん
 ・クエン酸(酸性)
 ・アルカリウォッシュ(アルカリ性)
 ・酸素系漂白剤(衣服の漂白、洗濯槽の掃除用)

の4つです。
これで掃除、洗濯、お皿洗い、手洗いまで対応しています。
大して汚れていない洗濯物はアルカリウォッシュで洗います。すすぎが1回で済みます。
油のべっとりついた換気扇も、洗濯用の米ぬかせっけんで毎年きれいにしています。

掃除の原則はこの2点だけ。
 油よごれ→アルカリ性のもので落とす
 水あか →酸性のもので落とす
化学の実験みたいですよね。

「買い置きを出来る限り減らすこと」

これはスペースの限られた住宅内にすっきり暮らす上で
欠かせないポイントだと思います。
しかも手あれしにくく、使いすぎなければ水質の改善にも役立つと
いいことの多い「せっけん生活」です。

難点は、アルカリウォッシュを扱っているお店が少ないことでしょうか。
私は生協で買っています。ネットショップなら扱うお店も多いようです。
個人的に、重曹以上に便利だと思います。
(重曹より少しアルカリが強いので、汚れがよく落ちます)
興味のある方は一度探してみてくださいね。


<11/25追記>
アルカリウォッシュ(セスキ炭酸ソーダ)を扱うお店について、
ふとったねこさん他複数の方から情報を頂きました。ありがとうございます!
 ・ダイソー
 ・ローソン100
 ・ケンコーコム(ネットショップ)
 ・石けん百貨(ネットショップ)
 ・Amazon(ネットショップ)

 (ダイソーとローソン100は私自身は未確認です)

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2009
11/04

東京に越してくる前から私の手元にある大きなファブリックパネル。
神戸のインテリアショップで一目惚れして以来、大切にしてきました。

tsubo.jpg

引越のたびに6年以上壁に掛けて楽しんできましたが、
さすがに色があせてきたので引退させて、
新たなパネルを作ることにしました。


<材料>
・好きな布
・細長い角材


<必要な工具>
・のこぎり
・タッカー(ホッチキスを大きくしたような工具)
・木工用ボンド


まず、作りたいパネルのサイズを決めます。
大きなパネルをソファの後ろなどにどーんと設置するのも素敵ですし、
小さなパネルをいくつも作って、並べるのもいいですよね。
サイズ決めに迷ったら、人間が美しく感じるという比率を利用してみてください。
 ・黄金比「1:1.618」 90cm×145cm、60cm×100cm など
 ・白銀比「1:1.414」 100cm×140cm、50cm×70cm など 
今回私は、30cm×30cmの正方形の小型パネルを作ることにしました


次に布選びです。
IKEAでは北欧風の色鮮やかな生地が、1m1000円以下でたくさん見つかりますよ。
もちろん、お値段は張りますがマリメッコの生地もいいですよね。
インドネシアのバティックなどで作ると、アジアンリゾート風のお部屋に合います。
柄が大きい布は、あまり小さなパネルより大きなパネルに向くと思います。
木枠が透けないために、ある程度厚みのある布がいいでしょう。

(もし薄手の布を使いたい場合は、
木枠を作った後、木枠と同サイズの薄いベニヤ(薄い色がよい)を張ってから、
布を張るといいと思います。)


次に枠を作ります。
ホームセンターで、細長く、あまり重くなく、やわらかめの木材を選びます。
今回は2×2cmのパイン材を使用しました。これでも十分、しっかりした枠になります。
作りたいパネルサイズに合わせて、木材を切ります。
ホームセンターのカットサービスにお願いするのが楽で綺麗なのでお勧めです。
あとは木工用ボンドとタッカーを使って、組み立てます。


いよいよ最後は布地張り。
枠サイズより10cmほど大きくカットした生地を、タッカーを使って止めていきます。
布がピンと張るようにひっぱりながら行ってくださいね。
角は丁寧に折り畳んで止めます。
裏側の布端を布テープで止めるとなおいいですね。

P1010686.jpg

これで完成!
余った木材で、さらに小さなパネルも作ってみました。
お手洗いのような小さな空間に飾るとよさそうですよ。
もしリクエストがあればお作りしますので、
こちらからお気軽にご相談くださいね。

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2009
10/15

トイレの電球をLED電球に替えてみました。

購入したのはSHARP製 DL-L401L。有楽町ビックカメラで3880円也。
一般的なシリカ球40W相当の明るさで、消費電力は約1/10の4.1Wです。
電球色タイプを購入しました。
もともと60Wのシリカ球をつけていたので、40W相当の球だとやや暗くは感じますが、
それ以外は全く問題なさそうです。
演色性が心配でしたが悪くありません。まあ、トイレですしね。


LED電球と、シリカ球に、電球形蛍光灯も合わせて
比較してみます。(すべてシリカ球40W相当の明るさ)

       消費電力    寿命     価格    1000時間あたりの球代
シリカ球    40W  1000時間   約100円     約100円
電球形蛍光灯   7W  13000時間  約1000円     約77円
LED電球    4.1W  40000時間  約4000円     約100円


こうして見ると、球代だけ考えれば今のところ電球形蛍光灯が一番お得、
シリカ球とLED電球は、ほぼ同程度です。
ただし電球形蛍光灯の欠点は、100%の明るさになるまで時間がかかることです。
トイレや玄関のように、つけた瞬間パッと明るくなってほしい場所には向きません。
パナソニックの「パルックボールプレミアQ」という、
蛍光灯ながらすぐに明るくなるのを売りにした球もありますが、当然価格は上がります。


LED電球はパナソニック、東芝、シャープの大手メーカーが製品を出したことで、
この秋ぐっと価格が下がり、商品の幅も広がって、普及のめどが立ってきました。
メリットはいろいろあります。

・交換の手間がかからない
   →高天井の照明など、交換しにくい場所に使いたい。
    大規模マンションの廊下灯のように、球数が多い所も交換手間を省力化できる。

・消費電力が圧倒的に小さい
   →うっかりつけっぱなしても安心。常夜灯にも向きます。
    40W相当タイプだと、11時間つけて電気代1円だそうです。

・調光できる
   →電球形蛍光灯は調光できませんでしたが、LED電球は可能です。
    電球色(オレンジっぽい光)と昼白色(白っぽい光)を切り替えられるタイプも
    発売されています。
    仕事中は昼白色、くつろぐ時は電球色、なんてこともできますね。

・光に含まれる紫外線、赤外線が少ない
   →熱がこもりにくい、虫が寄りにくい、
    照らされる物が退色しにくいという利点があります。
    10/8に再オープンした根津美術館では、展示用照明にLEDを使用したそうです。


エコな上にお財布にもプラス効果あり、
虫が来にくいというのも家庭ではありがたいことです。
電球の切れた場所から一つずつ替えていきたいと思っています。


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プロフィール

h tomo

Author:h tomo
江戸川区南葛西で活動する
建築設計事務所です。
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こちらのブログは私の好きな、
美術のことや編み物、ジョギング記録、
さらに、住生活をより楽しむために
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